酒を飲んで車を運転し当て逃げ事故を起こしたとして、道交法違反（酒酔い運転、事故不申告）の罪に問われた元警視庁警視日高幸二被告（５０）＝茨城県龍ケ崎市＝の初公判が１８日、水戸地裁土浦支部（千松順子裁判官）で開かれ、「（間違いは）ございません」と起訴事実を全面的に認めた。
起訴状などによると、日高被告は昨年１１月１７日夜、茨城県稲敷市の公園で警視庁施設課の同僚とビールなどを飲んだあと車を運転。稲敷市の県道で接触事故を起こしたのに通報せず、約２キロ逃走した。
日高被告は警視庁で交通畑を中心に歩み、昨年３月までは出向先の東京都で交通安全対策担当課長として飲酒運転撲滅運動を担当。警視庁は昨年１１月、日高被告を懲戒免職処分にした。