全国初の禁煙条例案を2月県議会に提出した神奈川県の松沢成文知事は18日午前、自民党の保利耕輔、民主党の直嶋正行の両政調会長とそれぞれ東京都内で面会し、条例案への支持と次期総選挙で受動喫煙防止策を盛り込んだ法整備をマニフェスト(政権公約)に盛り込むよう要請した。
松沢知事によると、法整備について直嶋氏は「前向きに考えたい」と述べたが、保利氏は「難しい面がある」との反応だったという。
松沢知事は同日午後、厚生労働省を訪れ、同様の要請をする予定。
禁煙条例案は、当初の全面禁煙から一部分煙を認めるなど大幅に内容が後退したが、自民、公明両党の県議の中に慎重意見があり、成立は微妙。