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2009年02月18日(水) 09時05分

WBC合宿で大にぎわい 宮崎、連日4万人の人出東京新聞

 宮崎市で行われているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表合宿。イチローら人気選手を一目見ようと、多くのファンが連日、会場のサンマリンスタジアム宮崎に詰め掛けている。例年、宮崎県ではプロ野球をはじめ多くのスポーツチームがキャンプを行うが、今年は盛り上がり方が違うようだ。

 宮崎県によると、会場は初日の16日、2日目とも平日にもかかわらず約4万人の来場者でにぎわった。駐車場は満車、周辺の道路は渋滞。県は、急きょ会場への無料シャトルバスの運行を始めた。

 長女と2人で訪れた宮崎市の主婦佐藤美穂さん(38)は「平日なのに人が多く写真も満足に撮れなかった。もう1回来ます」と笑顔で話した。

 宿泊施設も盛況だ。同市の宮崎観光ホテルは、合宿終了の今週末まで満室。担当者は「もともと2月はキャンプシーズンで客は多いが、今年は輪を掛けて多い」と話す。

 昨年、県内で春季キャンプを実施したのはプロ、アマチュア合わせて426団体。約83億円の経済効果があったが、県の担当者は「今年はWBC効果で、昨年を上回ってほしい」と厳しい不況の中、大きな期待を寄せている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021801000012.html