【ワシントン18日共同】米商務省が18日発表した1月の住宅着工件数(季節調整済み)は、年率換算で前月比16・8%減の46万6000戸だった。1959年に統計を開始して以来の最低水準を4カ月連続で更新、減少率は94年1月(17・0%)以来、15年ぶりの大きさだった。
米住宅市場は、金融危機に伴う融資基準の厳格化と雇用情勢の急速な悪化が響き、販売・建設の落ち込みと価格の下落に歯止めがかからない状況。ローンの返済が滞り、物件の差し押さえも増え続けている。住宅投資の減少により、米景気はさらに冷え込みそうだ。