トヨタ自動車は18日、世界的な販売不振に対応した在庫調整を進めるため、4月にも3日間、国内工場に臨時の操業休止日を設ける方針を明らかにした。貞宝工場(愛知県)を除く全11工場が対象となる。
トヨタは1−3月に過去に例のない14日間の操業休止日を設定。操業日当たりの生産台数も前年の半分程度に落としている。だが、在庫調整を完了させるには4月も引き続き減産を進める必要があると判断した。4月の休止日はすべて平日になる見通し。
トヨタは4月までに在庫調整を終え、5月からは生産を増やす方針。ただ、世界中の新車市場でまだ底打ち感は出ておらず、計画通りに在庫水準を落とせるか、先行きは不透明だ。
トヨタ自動車九州や同東北、同北海道など、グループ各社もトヨタ本体に準じて4月に操業休止日を設ける。