【モスクワ18日共同】タス通信は17日、麻生太郎首相が同通信とのインタビューで、18日にロシア極東サハリンで行われるメドベージェフ大統領との日ロ首脳会談では「北方領土問題の最終的解決に向けた具体的な進展が達成できるよう、真剣な話し合いをするつもりだ」と述べたと伝えた。
麻生首相は極東・シベリア開発での日ロ協力の可能性に言及、日本はロシアにとってアジア太平洋地域に向けた「良い窓になり得る」と強調した。
その上で首相は、領土問題が未解決であるために平和条約が締結されていないのは不自然だと指摘。昨年11月のペルーでの首脳会談でメドベージェフ氏が領土問題の解決を「次世代に委ねることは考えていない」と述べたことに触れて、問題解決への意欲を強調した。