キヤノン関連施設工事をめぐる脱税事件で、逮捕された
東京地検特捜部は同日、大光など関係先を家宅捜索。工作に関与したとして法人税法違反容疑で、大分県警OBで大分市内の会社員
また大賀容疑者が、東京地検特捜部の調べに容疑を認める意向を周辺関係者に伝えたことも同日、判明した。
ほかに捜索を受けたのは東京・永田町にある大光グループの内装工事会社「ライトブラック」、「
関係者によると、大賀容疑者はキヤノンが発注した大分市内の工場や大分県土地開発公社発注の工場用地造成工事などを受注できるよう仲介し、鹿島から裏金を含む手数料を受領。大光などグループ三社を受け皿とし、売り上げの一部を除外するなどの方法で総額約三十億円の法人所得を隠し、約十億円を脱税したとされる。
新たに逮捕された川端容疑者は大賀容疑者らの脱税工作に加担。二〇〇六年五月期までの二年間に、ライト社の所得計約九億七千六百万円を隠し、法人税計約二億九千二百万円を免れた疑い。
関係者によると、川端容疑者は〇四年三月に県警を退職した後、大光グループの警備会社「デューク」(大分市)で警備員の教育などを約三年間担当したという。
県警では柔道師範を務め、一九六九年にメキシコで開催された世界柔道選手権大会で三位となっている。