【平壌17日共同】北朝鮮の金正日総書記は17日、3月8日に実施される最高人民会議(国会に相当)の第12期代議員選挙に際し、全選挙区が自身を候補者として推薦したことに感謝する全有権者向けの書簡を発表、最終的には第333号選挙区で候補者登録すると表明した。朝鮮中央通信が伝えた。
同選挙区では2月1日に有権者大会を開催、金総書記を代議員候補として推薦。これ以降、8日までに700近い全国の選挙区が有権者大会を開き、すべて金総書記を代議員候補として推薦していた。
金総書記は書簡で、「深い感謝を伝える」と述べ、「選挙に全有権者が参加することで、われわれの国家制度を盤石にし、人民政権を強化するのに積極的に寄与しなくてはならない」と訴えた。
金総書記は1998年と2003年の同選挙でも全選挙区で候補者に推薦され、最終的に1つの選挙区で候補者登録、その際にも全有権者向けに感謝の書簡を発表した。