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2009年02月18日(水) 17時51分

陸上為末が再出発に意欲 24日にサンディエゴへ東京新聞

 米西海岸のサンディエゴに生活拠点を移し、2012年ロンドン五輪を目指す陸上男子400メートル障害の為末大(APF)が18日、東京都多摩市立陸上競技場で練習を公開した。24日の渡米を前に「不安より楽しみの方が大きい。原点に戻って速く走ることだけ考えてやりたい」と新天地での再出発に意欲を見せた。

 この日は姿勢を確認しながら歩いてハードルをまたいだり、痛みが慢性化した両ひざの状態をチェックしながら走った。気候が温暖で練習施設も充実する新天地では、カリフォルニア大サンディエゴ校の聴講生として語学や会計学も学び、男子三段跳びの元世界記録保持者、ウィリー・バンクス氏(米国)とも練習するという。

 今季初戦は4−5月の米国の大会になる予定。国内では6月の日本選手権に出場し、8月の世界選手権(ベルリン)で「久しぶりに決勝のスタートラインに立ちたい」と目標を掲げた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021801000504.html