鹿児島県鹿屋市の上空で17日、訓練中だった海上自衛隊のヘリコプターが軽飛行機と異常接近したとして、海自機の機長が18日、国土交通省に報告した。
運輸安全委員会は同日、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして、調査官2人を現地に派遣した。
機長の報告によると、異常接近は17日午後0時33分ごろ、鹿屋市の鹿屋飛行場の北北東約13キロの上空で起きた。ヘリは鹿屋基地の教育航空隊所属で、訓練中だった訓練生がヘリを上昇させたところ、左後方から白い軽飛行機が接近してきたため、機長が操縦を交代し右に旋回しながら降下した。最接近時には、2機は高度差が30メートル、水平距離で180メートルまで近づいていたという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090218-OYT1T00933.htm