愛知県警港署は、名古屋市港区のスーパーで万引きをしたとして、同区、高校2年の男子生徒(17)を誤認逮捕したと18日発表した。
男子生徒は17日夕、窃盗容疑で緊急逮捕されたが、事件とは無関係だったことが判明し、約2時間後、釈放された。
発表によると、17日午後4時10分頃、スーパーで3人組の少年が菓子パン2個など(約1900円相当)を万引きし、警備員を振り切って逃走する事件が発生。同署員らが周辺を捜索したところ、近くのパチンコ店で目撃証言と一致するオレンジ色のジャンパーを持っていた男子生徒を発見。同署へ任意同行を求め、緊急逮捕した。
しかし、男子生徒は調べに対し、「自分はやっていない。ジャンパーは友達から返してもらった」と容疑を否認。このため、パチンコ店の防犯カメラを調べた結果、男子生徒の任意同行後も、万引きをしたとみられる3人組が店内にいる映像が確認されたという。
同署の岩田聖一副署長は、「目撃証言だけに頼った逮捕で、不適切だったと認識している。再発防止を徹底したい」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090218-OYT1T00604.htm