千葉県警は18日、千葉市美浜区中瀬の投資コンサルタント会社「JAM」(網中徳次社長)の本社など16か所を、金融商品取引法違反(無登録)の疑いで捜索を開始した。
金融取引業の登録をしていないのに、昨年11月までに北海道や東京など7都道県の1万1000人から、少なくとも350億円を集めていたとみられる。県警は捜索で押収した資料などの分析を進め、出資金の運用実態の解明を急ぐ。
捜査関係者によると、今回の捜索は、同社が昨年4月から5月にかけ、第2種金融商品取引業の登録を受けていないのに、埼玉県の女性会社員(61)に、べトナムの未公開株取引の出資話を持ちかけ計2回、実態のない会社の銀行口座に60万円を振り込ませた容疑で行った。
JAMは、「2年コースで出資額を3倍にし、別の出資者を集めれば、出資額の数%を払う。元本は保証する」などと言って出資を募っていたとされ、配当が滞ることもあったという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090218-OYT1T00422.htm