表札泥棒は「楷書」好き…珍名さんばかり２８９枚（読売新聞）

2009年02月18日(水) 09時03分

　他人の家から表札を盗んだとして、荒川署が埼玉県蕨市中央３、無職丹羽康裕容疑者（４２）を窃盗の疑いなどで逮捕していたことがわかった。

　５年前から電話帳で珍しい名字の家などを探し、都内や千葉、埼玉で盗みを繰り返していたといい、自宅アパートからは表札２８９枚が見つかった。

　同署幹部によると、丹羽容疑者は１月２８日午前２時頃、東京都荒川区の無職男性（７５）方の玄関から表札１枚（１万円相当）を盗んだ疑い。今月５日午前２時頃、同区内にいたところを警戒中の警察官に職務質問され、表札２枚とドライバーを持っていたため、ピッキング防止法違反容疑の現行犯で逮捕された。

　盗んだ表札は布団のまわりに並べていたといい、「崩し字よりも楷書(かいしょ)の表札が好きだった」と話しているという。