1986年4月、娘の名前をとった手作りヨット「エリカ号」で親子世界一周を達成した、愛知県在住のヨットマン長江裕明(ながえ・ひろあき)さんが今月6日、拡張型心筋症で死去した。
60歳。故人の遺志で告別式などは行わない。
長江さんは、エリカ号で4年9か月をかけ、英国人の妻(当時37歳)、娘(同9歳)と3人で、初の親子世界一周航海を達成。英国など25か国100の港に寄港し、約6万キロを航海した。
2005年にはエリカ2世号で、ミクロネシアの島々をまわる航海をしたが、昨年9月以降体調を崩し、入退院を繰り返していた。
世界一周を記念し、愛知県蒲郡市沖の三河湾では国内最大級のヨットレース「エリカカップ」が始まり、現在も毎年5月に行われている。昨年の大会には110艇が参加した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090217-OYT1T00549.htm