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2009年02月17日(火) 15時01分

浜松市の「佐久間レールパーク」11月1日で閉園へ読売新聞

閉園が決まった「佐久間レールパーク」(JR東海提供)

 JR東海は16日、昭和初期からの車両などを展示する浜松市天竜区佐久間町半場の「佐久間レールパーク」を11月1日で閉園すると発表した。

 展示している車両の一部は、同社が名古屋市で2011年春開業を目指す「JR東海博物館(仮称)」へ移される。

 JR東海静岡支社によると、同パークは1991年4月、旧中部天竜機関区の跡地にオープン。主にJR東海エリアで活躍した電気機関車や気動車、寝台車など車両16両のほか、運転シミュレーター、鉄道模型ジオラマ、車両の歴史を紹介する写真パネルなどを展示している。08年12月末までの来園者は69万2000人に上る。

 博物館は名古屋港・金城ふ頭に総工費約55億円をかけて建設。東海道新幹線の歴代車両など約35両を展示する予定で、初代新幹線「0系」から超電導リニアモーターカーの実験車両まで鉄道の過去、現在、未来がわかる施設になるという。

 同社工場や車両区に保管されている約60の車両、自治体に貸し出している車両から展示車両が選定される。佐久間レールパークにある車両も一部が移設される見込みだが、「まだ、どの車両かは具体的に決まっていない」という。

 佐久間レールパークでは、11月1日に閉園セレモニーを開く予定。閉園イベントとして、車両の特別公開、記念台紙付き入場券の販売、スタンプラリーなども行う。

 期間は3月1日〜11月1日の土日、祝日と、4月25日〜5月6日、8月8日〜16日。問い合わせはJR東海テレホンセンター(050・3772・3910)へ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090217-OYT1T00003.htm