青森県八戸市で17日、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の豊年祈願祭「八戸えんぶり」が始まった。
約800年前から八戸地方に伝わる民俗芸能で、稲作の様子を舞で再現し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。見せ場は、笛や太鼓、手平鉦(てびらがね)のリズムに乗り、舞い手の「太夫」らが、農耕馬をかたどった独特の烏帽子(えぼし)を地面すれすれに振り回す「摺(す)り」。
ここ数日の寒波で一帯が雪に覆われた中、長者山新羅(しんら)神社で33組のえんぶり組が次々に舞を奉納。20日まで。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090217-OYT1T00512.htm