北海道千歳市の市立中学1年の女子生徒(13)が昨年6月、自宅のあるマンション11階から飛び降り自殺を図っていたことが17日、わかった。
女子生徒は、現在も意識不明の重体で入院している。
同市教育委員会によると、女子生徒の親が、学校内でいじめに遭っていたことをほのめかす書き置きが自宅で見つかったとして学校側に調査を依頼したが、市教委は「調査の結果、いじめは確認できなかった」として、事実関係について公表していなかった。
市教委によると、女子生徒は両親に「同級生の教科書を拾って渡したが、嫌がられた」と相談していたほか、自殺を図った3日前にも「『うざい、死ね』と言われた」と悩んでいたという。
両親からの指摘で市教委は、学校に同級生からの聞き取り調査を行わせたが、女子生徒への悪口などの事実は確認できなかったという。
市教委では、「いじめがあったかどうかについて、現段階で判断することは難しい」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090217-OYT1T00421.htm