「ジェンコ(金)送れ ドコの誰だば ナメシャベロ(名前を語れ)」——。
青森県警五所川原署が、地域の老人クラブなどと協力し、津軽弁を使って詐欺被害の防止を呼びかける川柳などを募集した。
16日、その表彰式が同署で行われ、ユニークな作品が披露された。五所川原市老人クラブ連合会や五所川原地区防犯協会と主催し、市内の老人クラブから32作品が寄せられた。川柳、短歌、標語の3部門で、いずれも津軽弁を盛り込むのが条件。川柳の部の金賞には、「若葉新生会」の原田弘昭さんの作品「金戻る そったらだ話 ほにすんな(本気にするな)」が選ばれた。
還付金詐欺を想定して作品を練ったといい、原田さんは、「これから支給される定額給付金で詐欺が起こるかもしれない。この川柳で備えて」と話した。川柳の銀賞には「平井町楽生会」の千葉達也さんの作品「ちょっとまぢろ(待て) おいの(お前の)犬のなめ(名前) しゃべろ」が輝いた。飼っている犬の名前を言わせて本人かを確認するアイデアとユニークあふれた作品に仕上げた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090216-OYT1T01250.htm