呉市倉橋町尾立地区の伝統芸能「奴踊り」が15日、町内での宝島くらはしフェスティバルで披露された。実行委員会が「地元の行事を見てもらおう」と初めて企画した。
踊りは、尾立地区の八剣神社の秋の大祭で100年以上続く。独特の節回しと飾り付きの棒を手にする行列は、かつては若い男性に限られていたが、現在は児童を中心に継承する。
ステージには、そろいの化粧と法被姿の児童11人が登場。手踊りを披露した後、会場を練り歩くと拍手が起きた。
【写真説明】掛け声に合わせ、飾り付きの棒を回しながら会場内を練り歩く児童