大手スーパーのイオンは20日から、電機メーカーと連携し、格安価格の家電製品を販売する。第1弾は、国内最安値水準の4万9800円のDVDプレーヤー内蔵32型液晶デジタルテレビ。沖縄を除く全国のジャスコ、サティなどイオングループ336店舗で取り扱う。
春の入学、就職シーズンに向け、格安のデジタル家電を投入し、不振の住居関連売り場のてこ入れを図る。顧客の反響を見ながら低価格のパソコン、デジタルカメラなどの販売も検討する。
調査会社のBCNによると、景気悪化の影響で液晶テレビの価格は昨年12月から急速に下落。現在、32型の最安値は6万円程度だが、4万円台でDVDプレーヤーも付いた機種は「これまで見たことがない」(BCN)ことから、価格低下にも拍車が掛かりそうだ。
イオンは、「液晶テレビの価格がまだ高い」「DVDの接続が面倒」といった顧客の声を踏まえ、取引のある中堅電機メーカーのダイナコネクティブ社(東京)に、再生専用のDVDプレーヤーとテレビが一体となった低価格品を提案した。
ダイナは、円高ウォン安で値下がりした韓国製パネルを使うことなどで低価格を実現した。品質面について、イオンは「工場だけでなく第三者機関で安全性、耐久性を検査した」としている。
(2009年2月17日16時27分 スポーツ報知)
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