米ニューヨーク州バファロー近郊で起きたボンバルディア機墜落事故で、米運輸安全委員会(NTSB)は16日の現地での記者会見で、事故機のエンジン2基の残骸(ざんがい)を同日、事故現場から回収したことを明らかにした。
エンジンは事故時の火災で焼けただれていたが、NTSBでは破片もすべて回収。専門家が分析し、事故原因の究明に当たる方針。
記者会見でNTSBのチーランダー委員は事故原因の可能性が出ている機体への着氷について「主翼にあった以上、尾翼にもあったとみられる」と指摘、事故への影響について調査中とした。
NTSBによると、事故現場では同日までに機体の残骸の約50%を回収、18日までに完了の予定。犠牲者の遺体については最優先で回収を進めているという。
また遺族ら2000人が16日、事故後初めて現場を訪れ、追悼式を行った。(共同)
(2009年2月17日12時52分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090217-OHT1T00128.htm