みずほフィナンシャルグループ(FG)と三井住友銀行は17日、2010年春の新卒採用を今春より抑制する方針を明らかにした。
世界的な金融危機と景気後退で業績の先行きが不透明となっていることが要因で、新規採用の削減が大手金融機関にも広がってきた。
みずほFGは傘下の3銀行とみずほ証券を合わせたグループ全体で1750人とし、今春(2350人)より採用を約26%減らす。採用者の内訳は、総合職にあたる基幹職が900人、遠隔地への転勤のない地域限定勤務の特定職が850人。
三井住友銀行は今春(2100人)のほぼ半減となる1100人を予定する。ただ、新卒の採用減には「派遣社員の正社員化などで事務職が急増した特殊要因もある」(広報)と説明している。
三菱東京UFJ銀行も新卒の採用計画を今春(1500人)より減らす方向で調整している。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090217-OYT1T00829.htm