記事登録
2009年02月17日(火) 00時00分

面づくりでリハビリ みやき施設のお年寄り読売新聞

鬼とお多福52個
鬼とお多福の面を作ったお年寄りたち

 みやき町市武、通所リハビリテーション施設「楽しみ」(今村治郎理事長)に通う67〜94歳の男女26人が、鬼とお多福の面計52個をつくり、施設に展示している。

 同施設では楽しみながら、身体の機能回復を図っている。面づくりは初めてで、1月上旬から始めた。ぬらした古新聞を風船に重ねていき、固まったら外して立体的な面の土台にする。さらに和紙を重ねて、乾燥してから絵の具で彩色して仕上げた。

 節分の豆まきには間に合わなかったが、予想以上に出来が良かったため、当分は施設内の壁に飾っておくことにしたという。施設利用者の永島正雄さん(89)は「風船の膨らみが大きい部分を使って、お多福の下膨れの顔に生かした。難しかったが、みんなうまくできた」と、満足そうに話していた。=写真は鬼とお多福の面を作ったお年寄りたち

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20090216-OYT8T01189.htm