肥後手まり唄(うた)に登場する「船場山のタヌキ」をイメージした親子タヌキのブロンズ像が、熊本市新町の「洗馬橋」電停前に設置されて16日で丸17年を迎え、記念のイベントが同所であった。
新町地区は熊本城西側の城下町で、手まり唄の舞台とされる。地元有志が、地域活性化のシンボルにしようと、タヌキ像(高さ約1メートル)を設置した。
この日は、地元の「肥後てまり唄顕彰会」や商店街の関係者、園児らが参加。像に野菜などを供え、太鼓演奏や、肥後手まり唄「あんたがたどこさ」などを披露。焼き菓子の「狸(たぬき)焼」や、甘酒、だご汁などが100円で販売された。
同会の丸山歳之事務局長(67)は「タヌキ像を通して、『城下町・新町、船場』の良さを全国に発信していきたい」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090216-OYT8T01213.htm