酒気帯び運転で懲戒免職処分を受けた元都城市職員の男性(31)が「処分は重すぎる」として、市を相手取って処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が16日、宮崎地裁であった。足立正佳裁判長は、市の対応について「被告に厳正な処分をすることは不合理とはいえない」として、訴えを却下した。
判決によると、男性は2007年9月6日午前5時頃、同市の飲食店で焼酎を飲んで軽乗用車を運転。都城署の飲酒検知で呼気1リットル当たり0・35ミリ・グラムのアルコール分が検出されたことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発された。都城簡裁で罰金20万円の略式命令を受け、同10月31日付で処分を受けた。
判決後の記者会見で、長峯誠市長は「主張が認められ満足している。今後も飲酒運転に対しては厳しく対処する」との談話を発表した。
亀沢幸治・市総務部長も「これからも全市を挙げ、飲酒運転根絶に取り組みたい」と語った。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20090216-OYT8T00978.htm