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2009年02月17日(火) 02時08分

気分は「宇宙飛行士」、つくばで体験ツアー3月開始読売新聞

船外活動のコースでは、国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうの断熱シートを取り除くといった本格的な作業にも挑戦できる(宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターで)

 宇宙飛行士の訓練施設を有料で体験できるツアーが3月から、宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で始まる。

 ツアーの会場となるのは、同センターにある「宇宙飛行士養成棟」。

 最近は、養成棟を使った飛行士の訓練が減ったことから、施設の有効活用を図ることになった。

 ツアーを運営する航空宇宙技術会社エイ・イー・エス社(本社・東京)は、「実際に飛行士が使った本物の訓練機材に触れるチャンス。

 ツアーを通じて宇宙を身近に感じてほしい」としている。

 訓練は小学2年生以上が対象。

 〈1〉本物より軽量な船外服を着用して行う国際宇宙ステーション(ISS)での船外活動〈2〉ISSで空気漏れが起きた場合の緊急対処——など4コースが用意されている。

 大人は、実際の訓練と同じ英語で行うことも可能。

 訓練の所要時間は1コース当たり約45分で、計3コースまで申し込める。

 料金は1コース2100円〜3コース3150円。問い合わせや申し込みは、同社筑波事業所(電話029・855・2014)へ。

http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090216-OYT1T00962.htm