宇宙飛行士の訓練施設を有料で体験できるツアーが3月から、宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で始まる。
ツアーの会場となるのは、同センターにある「宇宙飛行士養成棟」。
最近は、養成棟を使った飛行士の訓練が減ったことから、施設の有効活用を図ることになった。
ツアーを運営する航空宇宙技術会社エイ・イー・エス社(本社・東京)は、「実際に飛行士が使った本物の訓練機材に触れるチャンス。
ツアーを通じて宇宙を身近に感じてほしい」としている。
訓練は小学2年生以上が対象。
〈1〉本物より軽量な船外服を着用して行う国際宇宙ステーション(ISS)での船外活動〈2〉ISSで空気漏れが起きた場合の緊急対処——など4コースが用意されている。
大人は、実際の訓練と同じ英語で行うことも可能。
訓練の所要時間は1コース当たり約45分で、計3コースまで申し込める。
料金は1コース2100円〜3コース3150円。問い合わせや申し込みは、同社筑波事業所(電話029・855・2014)へ。