新球場のジェット風船はこれ（中国新聞）
新広島市民球場（南区）用に改良されていた応援の名物グッズ「ジェット風船」が完成した。広島東洋カープが、球場脇のＪＲ線路への落下を防ぐため、現市民球場（中区）で使ってきた風船より風に流されにくくした。左翼スタンドの一部には、飛び出し防止のネットも設けた。
「線路に飛び出さない新球場バージョンで、応援文化を引き継ぎたい」とカープ商品販売部が昨年８月、改良に着手。空気が抜けきると素早く落下する重量化の方策を検討してきた。
空気の吹き込み口に針金を巻き付け、１グラムに満たない範囲で重さを調整して実験を繰り返し、適正値を割り出した。膨らませる前の長さも24センチから３センチ縮め、飛び上がる高さを抑えた。線路に最も近い左翼側２階席のパフォーマンスシートにはネットを設置した。
【写真説明】＜上＞新球場用に改良されたジェット風船のサンプル ＜下＞ジェット風船の飛び出しを防ぐ左翼側のネット