出雲市は16日、松くい虫防除の農薬空中散布を新年度から中止する方針を明らかにした。昨年5月に空中散布後に1200人以上が異常を訴えた問題を受け、市民の安全を重視した。ただ、薬剤注入などに切り替えるため防除対策費は1億9000万円と08年度の2.2倍に膨れ上がった。
空中散布から、松に直接、薬剤を注入する樹幹注入と枯れた松を取り除く伐倒駆除に切り替える。事業対象のエリアは大幅に縮小し日本海岸や出雲大社付近などを重点的に予防する。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902170018.html