西条農高(東広島市)畜産科の生徒が、授業で飼育した豚の肉でソーセージを作った。放牧で肉質を向上させ、味付けにもこだわった。「SAINOポークZ」と名付け、今秋に校内の農産物販売所で発売する。
取り組んだのは2、3年生の13人。通常は豚舎で飼育している豚を13頭、校内の牧草地に放した。適度な運動でストレス軽減を図り、肉質は5段階の等級で上から2番目に格付けされた。
3頭分の約70キロの肉を加工。こしょうや塩などの味付けは、試食した教員や生徒の意見を参考にした。1袋に120—150グラムを詰め、300円で売る予定。
【写真説明】ブタの飼育からソーセージ加工まで手掛けた西条農高の生徒と石井朝子教諭(前列左)