広島市中心部は17日、厳しい冬が舞い戻った。平和記念公園(中区)では、咲き始めた紅梅の花が、ぼたん雪に震えているようだった。
上空の寒気と放射冷却の影響でこの日の最低気温は1.0度と、平年を1.2度下回った。4月下旬並みの陽気だった14日からは9.8度も低くなった。
雪の影響で、広島バスセンター(中区)発米子行きの高速バスは通常ルートを変更し運行。JR山陽新幹線にも遅れが出た。広島地方気象台は、冷え込みは19日まで続くとみている。
【写真説明】降りしきる雪に耐える紅梅の花。通勤、通学客の足取りは速い=17日午前9時30分、広島市中区の平和記念公園(撮影・高橋洋史)