東芝は17日、富士通のハードディスク駆動装置(HDD)事業を6月までに買収することで基本合意したと発表した。
買収額は数百億円になる予定だ。
東芝は買収したHDD事業を新会社に移管し、子会社化する。東芝は富士通の開発部門やフィリピン、タイにある組み立て工場を買収して同事業を強化する。
また、昭和電工は、富士通のHDD用記憶媒体事業を買収することで基本合意したと発表した。
富士通は、残るHDD関連事業ではHDD用ヘッド事業から3月末で撤退する。廃棄する機材の処理費用300億円を2009年3月期連結決算に特別損失として計上し、税引き後利益の業績予想が500億円の赤字に転落する。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090217-OYT1T00872.htm