新光総合研究所は17日、東証1部上場企業の2009年3月期(通期)業績見通しの最終集計を発表した。
合計の経常利益は途中集計より減益幅が拡大し前期比60・8%減となった。今年に入って業績予想を下方修正する企業が全体の61・3%にのぼったためだ。
税引き後利益も合計で前期比86・2%減の減益見通し。世界的な金融危機と実体経済の悪化、急激な円高が要因だ。業種別では、自動車などの輸送用機器、電気機器、石油・石炭、空運の4業種が経常赤字に転落する。輸出企業に素材や部品を供給する非鉄金属が98・5%、ゴム製品が93・3%の大幅な経常減益となる見通しだ。
1部上場(金融を除く)の大半にあたる1228社が発表を終え、16日時点で集計した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090217-OYT1T00755.htm