青梅市梅郷の天澤院(菅原徹朗住職)境内で、かれんな「セツブンソウ(節分草)」が咲き誇り、山里に春の訪れを告げている=写真=。
節分草はキンポウゲ科で、環境省の準絶滅危惧(きぐ)種に指定されている多年草。高さ約10センチの花茎の先に、直径2センチほどの白い花を付ける。
同寺院によると、例年より1週間以上も早い開花。7年前に知人から譲り受けた鉢植えの節分草を2年後に、参道脇の梅の木の根元に植え替えた。種で増殖し、4年目でようやく花を咲かせた。3月中旬まで楽しめるという。
夫婦で梅の花を見に訪れて、境内に立ち寄った東大和市の小野崎通さん(80)は「梅の花にはまだ早かったが、珍しい『春の妖精』が見られて満足です」と笑顔で見入っていた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090217-OYT8T00018.htm