三重県警は17日、競馬で資金運用し高配当を提供するとうたい、知人から出資金1600万円を集めたとして出資法違反容疑で、津市白塚町のリサイクル業村上真理子容疑者(59)と夫雅彦容疑者(62)を逮捕した。
県警によると、2人は「ほかに15、6人から計7千万円を集めた。借金返済などに充てた」と供述しているという。
県警の調べでは、2人は「競馬のレース予想ソフトを使っている。一口100万円で月3%の配当を支払う」などと持ちかけ、2006年11月から約1年間にわたり、津市の知人女性3人から計1600万円を集めた疑い。
2人は競馬での運用は行わず、集めた金の一部を配当に充てていたとみられるが、配当の支払いが滞り始めた昨年5月初め、女性の1人が「夫婦と連絡が取れない」と県警に相談し、発覚した。
(共同)