経済産業省は17日、相手の承諾なしに迷惑な広告メールを大量に送信したとして、特定商取引法違反で出会い系サイト運営会社「クロノス」(横浜市)に業務改善を指示した。
昨年12月施行の改正特定商取引法で、受け手の事前承諾や請求なしに広告メールを送信することが禁止された。改正後、初の行政処分という。
経産省によると、同社は携帯電話の出会い系サイト「Perfume」を運営。経産省の委託を受け日本産業協会が開設した迷惑メール監視用のアドレスに対し、昨年12月から今年1月中旬までの間に、450件以上のメールを一方的に送り付けていた。
同社は月に30万件近い広告メールを送信していたという。