融資保証金名目で振り込め詐欺を繰り返したとして、京都府警と岩手県警は17日、詐欺容疑で東京都葛飾区新小岩、フリーター佐伯真澄容疑者(21)ら男4人を逮捕したと発表した。
府警によると、昨年8月中旬−9月中旬、少なくとも8道府県で約2200万円の被害があったという。両府県警は余罪を調べるとともに、指南役やほかの実行犯数人を指名手配して行方を追っている。
ほかに逮捕されたのは東京都渋谷区東、無職最上健容疑者(35)、杉並区高円寺南、美容師森嶋優容疑者(21)、住所不定、無職乾貴法容疑者(26)=いずれも詐欺罪で起訴。
調べでは、佐伯容疑者らは昨年8月中旬ごろ、金融業者を装い「夏のキャンペーン実施中、スピード融資」などと書いたチラシを和歌山県の男性会社員(50)の勤務先にファクスし、登録費などの融資保証金名目で計320万円を振り込ませた疑い。