16歳の少女が露出度の高い水着姿で出演する映像を撮影したとして、警視庁少年育成課は17日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、東京都渋谷区の芸能プロダクション「ピンキーネット」社長神崎修一容疑者(41)=渋谷区笹塚=ら3人を逮捕した。
水着を身に着けるなどして胸や下半身を露出しない映像は「着エロ」とも呼ばれるが、児童ポルノとして摘発されるのは異例。同課はスタッフが少女の胸を触るなどしていることから、児童ポルノと判断した。
3人の逮捕容疑は昨年6月22日、東京都中野区の貸しスタジオで、無職の少女(16)の水着姿を撮影し、児童ポルノDVDを製造した疑い。
少年育成課によると、DVDは昨年11月に発売され、約2000枚が流通しているという。
神崎容疑者が水着モデルとして募集し少女が応募。少女が「恥ずかしい姿を撮られた」と警察に相談し発覚した。
水着姿の映像をめぐっては、2007年にも警視庁が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で出版社社員ら4人を逮捕したが、東京地検は同法違反罪での起訴を見送った。