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2009年02月17日(火) 11時39分

敦賀1号機の停止延期伝達 日本原電が福井県に東京新聞

 廃炉に向けて来年に運転を停止する予定だった敦賀原発1号機(福井県敦賀市)について、日本原子力発電の市田行則社長は17日午前、福井県庁を訪れ、停止時期を延期する方針を伝えた。

 同機は1970年3月に営業運転を始めた国内最古の商業炉。延期には今後の運転計画に対する国の許可が必要だが、認められれば初めて40年を超える運転となり、他の老朽炉の存廃判断に影響を与えそうだ。

 日本原電は2002年5月、増設を計画している3、4号機の運転開始にあわせて1号機の運転を10年に終了すると表明。だが原発耐震指針が改定された影響などで増設が遅れ、3、4号機は16年以降の運転開始を見込んでいる。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021701000255.html