変わった名字の表札ばかり民家から盗んだとして、警視庁荒川署は17日までに、窃盗と住居侵入の疑いで埼玉県蕨市中央、無職丹羽康裕容疑者(42)を再逮捕した。
丹羽容疑者は「電話帳で珍しい名字の住所を調べて盗みに出掛けた。楷書で書かれた奇麗な表札が好きだった」と供述。荒川署は丹羽容疑者宅を捜索し、約300枚の表札を押収した。
逮捕容疑は1月28日午前2時ごろ、荒川区の無職男性(75)宅の敷地内に侵入し、玄関の表札1枚(1万円相当)を盗んだ疑い。
丹羽容疑者は5日、荒川区の路上で職務質問を受けた際、ドライバーなどをかばんに隠し持っていたとして、ピッキング防止法違反の現行犯で逮捕された。所持品から他人の名字の表札が2枚見つかった。
盗んだ約300枚の表札を敷布団の周囲に敷き詰めて寝ていたという。