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2009年02月17日(火) 22時34分

世界戦略の合意が必要 小沢氏、米長官と会談東京新聞

 民主党の小沢一郎代表は17日夜、クリントン米国務長官と都内で会談し、日米同盟を強固にするため両国が互いに努力することで一致した。小沢氏は、在日米軍再編に関し「同盟国として世界戦略を合意し、個別問題を話し合うのが大事だ」と指摘した。

 小沢氏は日本の対米関係について「従属であってはならない。主張を交換し、より良い結論を得て、その結論を守る関係でなければならない。それをもって初めて同盟になり得る」と持論を説明した。

 中国の将来については「民主化をソフトランディングするのが、日米と世界の最大テーマになる」との認識を表明。クリントン氏は「いずれにしても日米中のトライアングルが重要な関係だ」と応じた。

 米国務長官が野党第1党党首と会談するのは異例。会談は今月上旬、クリントン氏が在日米大使館を通じて打診。小沢氏は総選挙に向けた地方遊説を優先し、いったん見送りが固まった。その後、民主党の山岡賢次国対委員長が米側と再調整した結果、17日夜の会談が決まった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021701000769.html