浜田靖一防衛相は17日午後、クリントン米国務長官と都内で会談した。クリントン氏は日本政府が検討しているソマリア沖などでの海賊対策の新法案に、海上警備行動では護衛対象外の外国船も含める規定を盛り込むよう求めた。
クリントン氏が「他国の船も守れるように検討してもらいたい」と要請。浜田氏は「それを考え、新法を検討している」と護衛対象に加える考えを表明した。
また、クリントン氏は日本の国連平和維持活動(PKO)について「日本に制約があるのは分かっているが、PKOにより深く関与したらいいのではないか」と積極的な派遣を求めた。浜田氏は「日本が今出している要員の数は適正とは言えない。できることをしっかり考えたい」と応じた。
両氏は在日米軍再編の着実な実施と、日米同盟強化でも一致した。