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2009年02月17日(火) 11時56分

アルプス電気、福島の工場閉鎖へ 世界景気の悪化受け東京新聞

 電子部品メーカーのアルプス電気が、福島県の相馬工場(福島県相馬市)を閉鎖する方針であることが17日、分かった。世界景気の悪化を受け、需要が大幅に落ち込んでいるため。従業員の代表組織の労働委員会に申し入れ、協議を始めた。

 通信や放送機器の生産を手掛ける相馬工場には、正社員約630人と非正規社員約150人が勤務。閉鎖後、正社員は宮城県などの別の事業所に配置転換する方針だが、非正規社員については未定。平工場(福島県いわき市)の閉鎖も検討中という。

 同社の2009年3月期連結決算の純損益は、過去最大の530億円の赤字見通し。海外を中心とした従業員1万3000人の削減や、国内外の事業所を数カ所ずつ統廃合する方針を打ち出している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021701000262.html