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2009年02月17日(火) 08時17分

中国、豪資源会社を買収へ 支配力増大に警戒も東京新聞

 【ロンドン16日共同】オーストラリア資源大手のOZミネラルズ(本社メルボルン)は16日、中国の金属総合商社、中国五鉱集団による26億豪ドル(約1500億円)の買収提案に応じ、協議入りしたと発表した。

 中国非鉄最大手の中国アルミニウムが、英オーストラリアの資源大手リオ・ティントへの出資を発表した直後とあって、英メディアは中国の“資源支配”への警戒心がオーストラリア国内で強まっていると伝えた。

 世界的な景気後退を受けた資源価格の急落で、OZミネラルズは今月、多額の損失が発生するとの見通しを発表。資産売却などのリストラを進めたが、返済時期が迫った債務の借り換えが難航、支援企業探しを迫られていた。

 英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は「中国企業による買収は将来さらに増えるだろう」とのアナリストのコメントを紹介した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021701000070.html