【ワシントン16日共同】ギブズ米大統領報道官は16日、オバマ米大統領が週内にもアフガニスタンへの米軍増派の規模や時期について決断する方針であることを明らかにした。シカゴからワシントンに戻る大統領専用機内で記者団に語った。
大統領は現在約3万5000人のアフガン駐留米軍を最終的には6万人規模まで増強する方針で、国防総省が具体的計画の立案を進めているが、米メディアによると、当初は1万−1万5000人程度の増派計画を発表する見通しという。ゲーツ国防長官も先週、大統領が近くアフガン戦略を決定するとの見通しを示した。
オバマ氏は就任から16カ月以内にイラク駐留戦闘部隊を全面撤退させる一方、国際テロ組織アルカイダなど掃討のためアフガン駐留米軍の増強を選挙公約に掲げていた。