日本オリンピック委員会(JOC)は17日のマーケティング委員会で、2008年末まで協賛したオフィシャルパートナー28社のうちキリンビールなど8社が契約を更新しなかったと報告した。北京五輪終了による企業戦略の見直しや経済不況などのため。09年からの契約による協賛金について、JOCは大幅減を否定した。
協賛社は4年を1期としてこれまで3億円を支払った。契約更新するのは14社で、6社が交渉中という。新規の3社を加えた17契約社のうち、シンボルアスリート(SA)の肖像権を使える最高ランクの「ゴールドパートナー」(協賛金6億円)も数社含まれる。JOCは「交渉中の6社が契約すれば約78億円の収入を確保した前期比の95%となる」と説明した。
SAで、アルペンスキーの皆川賢太郎(アルビレックス新潟)スピードスケートの長島圭一郎、加藤条治(以上日本電産サンキョー)フィギュアスケートの高橋大輔(関大大学院)体操の内村航平(日体大)レスリングの吉田沙保里(綜合警備保障)浜口京子(ジャパンビバレッジ)卓球の福原愛(ANA)柔道の内柴正人(旭化成)の9人と合意した。フェンシングの太田雄貴(森永製菓)とも交渉している。