大麻事件など相次ぐ不祥事に揺れる日本相撲協会が、民主党文部科学部門会議の要請を受け、再発防止策の説明に赴くことが17日、分かった。相撲協会の生活指導部特別委員会(再発防止検討委員会から改称)の伊勢ノ海委員長(元関脇藤ノ川)らが19日に衆院第一議員会館を訪れる。
伊勢ノ海委員長は「特別なことを話す予定はない」と話し、全協会員を対象にした尿検査の実施方針など、既に打ち出している対策を説明する意向だ。
角界では昨年に大麻問題で3人の解雇力士を出したが、今年1月にも元若麒麟の鈴川真一容疑者が大麻所持容疑で逮捕され、その後解雇処分を受けるなど信頼を大きく損ねた。相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は塩谷立文部科学相に謝罪に訪れるため日程を調整している。