【ワシントン=宮崎健雄】米ケーブルテレビ「C—SPAN」は15日、歴史家の評価による歴代大統領42人のランキング調査結果を公表した。
リンカーンが2000年の初調査に続いて1位、ブッシュ前大統領は36位となった。最下位は、奴隷問題などで南部諸州の連邦脱退を招き、南北戦争の火種を作ったブキャナン大統領だった。
調査は65人の歴史家が、「危機管理」や「経済」など10項目の指導力を採点。奴隷解放を宣言し、南北戦争で指導力を発揮したリンカーンはいずれも高い評価を得た。米同時テロの後、大規模テロを防いだブッシュ前大統領は、「危機管理」が25位だったが、「経済」は40位。「国際関係」は41位で、イラク戦争を厳しく評価された。前回調査時に現職だったクリントン氏は21位から15位に浮上。レーガン氏は1ランク上がり10位になった。