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2009年02月17日(火) 21時47分

コンビニ「ゆうパック」差し止め訴訟、ヤマト運輸の敗訴確定読売新聞

 コンビニエンスストア「ローソン」で取り扱われている郵便小包「ゆうパック」のサービスが、民間業者よりも安い料金で不公正な取引にあたるとして、ヤマト運輸(東京都中央区)が旧日本郵政公社(現・郵便事業会社、東京都千代田区)を相手取り、サービス差し止めなどを求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(近藤崇晴裁判長)は17日、ヤマト運輸の上告を棄却する決定をした。

 ヤマト運輸の敗訴が確定した。

 1、2審判決によると、公社は2004年11月、ゆうパックをローソンで取り扱えるようにした新サービスを始めた。これに伴い、ヤマト運輸とローソンとの提携は解消された。1審・東京地裁判決、2審・東京高裁判決は「公社の料金が不当な低価格とは認められない」などとして、ヤマト運輸の請求を棄却していた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090217-OYT1T00894.htm