15日午後0時25分ごろ、神奈川県横須賀市の横須賀港で、停泊していたプレジャーボート(14トン、4人乗り組み)に米海軍横須賀基地を拠点とするイージス駆逐艦「ラッセン」(9、217トン)が接触した。海中への転落やけが人はなかった。
第3管区海上保安本部(横浜)によると、ラッセンはボートと接触後、そのまま同基地に入港。ボートは右側の船首付近にこすったような傷がついたが、油の流出などはなく自力で横須賀港に入港した。
ボートには東京都江戸川区の男性ら4人が乗っており、事故当時はいかりを下ろしていた。3管本部は米海軍側からも事故の状況について詳しく事情を聴く。
在日米海軍司令部(横須賀)はコメントを発表し、事故後の対応について「ラッセンは現場海域で停船し、ボートの転覆や乗員の海への転落がないことを確認後、付近を航行する船舶のじゃまにならないよう基地に戻った」と説明した。