16日午後0時5分頃、東京都新宿区信濃町の「帝都典礼ビル」(地上5階、地下1階)1階で、「男性がエレベーターの入り口から地下に転落した」と119番があった。
警視庁四谷署で調べたところ、エレベーター内の深さ約4メートルの地下1階に、そばの配達に来ていた男性(74)が倒れており、東京消防庁の救急隊に救助されたが、全身を強く打っており意識不明の重体という。
同署などによると、エレベーターは、人荷用のかごが到着すると、扉を手動で開けて乗降するタイプ。男性は1階でエレベーターのボタンを押した後、扉を開けて中に乗り込んだところ、かごが来ておらず、誤って転落したとみられる。事故当時、かご本体は5階で停止したままになっていた。
同署では、ビルの管理業者など関係者から事情を聞いている。現場のビルは、JR信濃町駅前に1963年に建築されており、葬祭業「帝都典礼」の本店が入っている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090216-OYT1T00597.htm